カーボン繊維

カーボン繊維は、名前の通りカーボン(炭素)で出来ている繊維です。

アクリル繊維や石油・石炭の副生成物であるピッチを原料に高温で炭化させて作った繊維です。炭素というと木炭を思い浮かべると思いますが、木炭粉よりももっと細かいもので、拡大すると針状になっています。

針の太さはμm(千分の1ミリ)単位となっています。これを繊維(帯)状にしています。

日本発の技術で、世界市場で見ると日本企業のシェアは非常に高くなっています

ガラス繊維で、FRPを説明していますが、このカーボン繊維を用いたFRPをCFRPと呼んで車や航空機の部品に使われるようになりました。

当社が撚糸を行ったカーボン繊維が航空機の部品に使われているかもしれません。

カーボン繊維の特徴

一言でいうと「軽くて強い」です。鉄と比較して比重は1/4、強度は10倍です。その他にも摩擦や高温に強く、電気を通すことから工業製品の部材として多く使われています。

そのような利点がある一方で、製造コストは高いこと、加工が難しいことに加えてリサイクルが非常に難しいという欠点もあります。

特にCFRPの中にあるカーボン繊維を取り出すことは、現状では非常に難しいと言わざるを得ない状況です。

カーボン繊維のリサイクル

当社ではカーボン繊維くずを繊維にする技術を持っています。経済産業省のものづくり補助金を活用して、この技術を獲得しました。

最終製品例